【水槽の立ち上げ】

先ずは「フィルター

私の使用するのはもっぱら「底面フィルター」ですのでそれについての記述です。
各メーカーから(と言っても3社しか知りませんが)水槽サイズにあわせて発売されていますので購入すればよいかと思います(但し、45cm水槽用が60cm水槽で使えないかというと・・・実はそんなことは全くありません)。
GEXの底面フィルター。ニッソー、コトブキからも出ています


底面フィルターを組み立てたら私はこんな風にします。
 
写真のようにネットで包みます。
ホームセンターでネットは売ってますので適量購入してきたものを適当な大きさに切って使います。
端っこをホチキスでとめてるのはご愛嬌ということで・・・

何でこんなことをしているかというと、直接この上に底砂を敷くと底面プレートのスリットに目詰まりを起こしてしまうからなんです。ネットで包んでやって空間を確保してやることで水の動きが安定して良い感じになります。
(もちろんネットで包まなくとも使えます)

もっと、ちゃんとテンションがかかるように包んでやればいいんでしょうけど・・・

この状態で直接水槽に入れて、ウールマットなどは敷かずに底砂を入れます。


次に「底砂」を敷きましょ

底面フィルターとの組み合わせで色々試しました。結論として大磯(粒は2〜3mm程度)がベストだと思います。

《田砂》
いいですよね、砂の中にコリが頭を突っ込んで餌を食べる姿。ただ、田砂だけを底面フィルターで使用すると悲惨なめにあいます。粒が細かすぎ砂と砂の間に空間が出来にくく、加えて底面のプレートに開いているスリットに砂が詰まりやすく、水の流れが出来にくくなるため濾過を担当するバクテリアが定着しにくいためだと思いますが、すぐに水が匂ってきます。
どうしても使用したいのであれば、大磯との併用がいいと思います。

《ソイル系》
水草を主体でやる方、アピストをメインで飼育される方々には絶対的に支持されているようですが・・
いずれ粒が崩れ使い続けられない、他の(大磯とかの)ものと混ぜて使用できない(=洗っても洗っても泥)などがあり私は止めました。

その他水質に著しい変化をもたらすものは使用をひかえたほうが無難です。

大磯は予め水洗いして汚れを落とします。その後フィルター・プレートの上に2〜5cm位の厚さで敷き詰めます。
大磯が使いやすい理由として、
@何度も使用可能
Aメンテが楽
B水質が安定しやすい
などがあげられます。また、コリが大磯でヒゲを傷めるなどと言うことは経験したことがありません。



水を入れなきゃ

予め日光でClをとばした水道水を入れるのが良いですが、直接水道水をいれても問題ないです。ただ、入れた後テトラ社のコントラコロラインなどの中和剤を使いましょう。
もし、立ち上がっている水槽が既にあるのであれば、そこの飼育水や底砂を移植すると立ち上がりが早いです。

水槽内にはヒーターと温度計を忘れずに設置しておいて下さい。温度固定のヒーターでなければ20〜25℃位になるようにセットしておきましょう。空焚き防止機能付きのヒーターを強く勧めます。

エアポンプ

エアポンプは底面フィルターを稼動させ、水中に空気(酸素)を混ぜ込みます。

ポンプは「大は小を兼ねる」で選定したほうがベターです。(壊れる場所は大抵同じ場所ですのでスペアパーツがあることを確認してから購入することを勧めます)
水槽の数が多い場合はホームセンターなどで販売されている吐出量の多い業務用のブロアのほうが良いかもしれません。

水草などは水温がソコソコに安定したらすぐに入れても問題ないです。
コリが落ち着くように隠れ家を造ってやってください。

さて魚を入れますか

新規水槽の準備が出来たら、その日は寝ましょう(無理ですね、多分)。
1晩くらい水を回しておけば「湯もみ」じゃないけど水が軟らかくなる気がします(気持ちの問題ですかね)。

あとは目をつけていた魚を購入してきます(やばそうな魚はやめましょう。同じ水槽内に死んだ魚が多かったり、明らかに挙動不審な魚がいたり・・・リスクを承知なら別ですが)。

購入してきたらそのままビニール袋を開いて、風呂の手桶のような容器に魚を移します(水が溢れ出ても大丈夫なようにしておきましょう)。水槽から水を汲み、魚が入っている桶に少しずつ足していき水を入れ替えます。完全に水が入れ替わったら飼育水槽へ入れます。
最初はさすがにエラの動きが早く、パクパクしてますがしばらくたてば居場所を見つけてくれるでしょう。



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