認知症フォーラム。
 ///今日のパンフ///
PM半休取ってリリックホールへ。 「会社人」としては失格かな・・・
"認知症地域フォーラムin長岡"ということでいろいろな話を聴講する。 定員700名でまぁ満員にはならないだろうと思って行ったが(さすがに満席にはならなかったけど)かなり席は埋まっていた。 半分以上は医療介護福祉関係者だと思うけど、老夫婦で聞きに来ている姿もかなり多数見うけられる。 みんな身近な問題なんだ。
一番聴きたかったのは三島病院の先生の話。 実際の症状や診察場面と何を診てるかなど(出演はお医者さん以外は役者さんが演じてるようだけど)映像を交えながらの講演だった。 CTやMRIでアルツハイマーなどはすぐ判るのかと思っていたけれど初期のそれやレビーは判断できないようだ。 最近使用されるようになってきた検査方法として3っ挙げられていた。
SPECT(Single
photon emission computed
tomography) これは以前聞いた覚えがある言葉。 ごく微量の放射線物質を入れて血流を診るやつだと思う。
VSRAD(Voxel-based
Spesific Regional analysis system for Alzheimer's
Disease) 早期アルツハイマー型認知症診断支援システム。これは健常者の脳と比較し委縮具合を判定するものらしく、今Wikiったら大日本印刷とエーザイが開発したもののようだ。
光トポグラフィー 近赤外線を使って脳の機能をマッピングするらしい。よくわからんけど。
診察を受ける科として精神科、神経内科、脳外科、心療内科などがあるけどやはり認知症専門医をかかりつけ医から紹介してもらい、治療方針が決まった後は遠方の専門医ではなくふたたび近くのかかりつけ医で状況を診てもらうのが良いだろうとのこと。
講演中の映像にあったレビー小体型の症状はやっぱり1年半くらい前の親父の状態とかなりだぶる。 でも、今は違うんだよな・・・ そう、講演のなかで三島病院の先生が「これを聴きに行かれた方いますか?」との問いに挙手した人がほとんどいなかったのはちょっと驚いた。
人間の体っていくら医学が進んできたといっても、全体を100とすればまだ10くらい(もしかしたらもっと少ないのかも)しか判ってないんだろうと思う。
帰宅して親父にチェックシートを渡す。眼鏡をかけて読んでいたがチェックするかしないかは本人に任せた。今ならそんなに低い点数にはならないと思う。構成失行の有無も確認したが大丈夫。相変わらず「猫がいる!」と時々怒鳴っているが・・・
結局、初期兆候をどれだけ早く見逃さないで診断を受けるかが鍵なんだな。
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