83歳、誕生日。

///病院のデイルームから///
病室で、しかも覚醒せず83歳の誕生日を迎えるとは親父本人はもちろん私ら家族も思ってもいなかった。
多分うちの家系の寿命はこれくらいなのかもしれない。
親父方の伯父も伯母もだいたい似たような齢で亡くなっている。
とすると私の残り時間もそうあるわけではないななどと思ったりする。
病院にこれだけ寝泊まりしていると、いろいろと考えさせられる。
家族が入院しているのにほとんど付き添いの姿が見えない方。
Drはいつ何時でも呼び出され、いつ休んでいるのか。
そして時々話題になっている延命に対する考え方。
平気でドライな考え方を出来る人はその分想い入れが無いんじゃないかと思う。
苦しんでいる姿を見るのなら安らかに、と言うのは十分理解できる。
でもずーっとそばで看病して本人が一生懸命、息をして頑張っている姿があって、だけど回復はしないだろうと言われて・・・
これでは悩まず泣かずにはいられない。
今日も状態は今のところ変わらない・・・ (12:00)
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